BLOOD-C

あらすじ

◆概要
普通の女子高生の小夜。日本刀を手にした彼女は謎の生物＜古きもの＞を駆逐する戦いを繰り広げる。
　
◆おすすめする人
・スプラッタが好きな人
・ホラーが好きな人
・キレイな絵が好きな人


◆あらすじ
普通の女子高生として私立三荊学園に通う更衣小夜。だが、彼女は夜な夜な＜古きもの＞と呼ばれる異形のものと戦う浮島神社の巫女でもあった。普段はドジで天然な性格の小夜は学園でも明るい友人たちに囲まれて楽しい生活を送っているが、ひとたび神社に伝わる御神刀を手にすると人並外れた戦闘能力を発揮して別人のように古きものと戦う。自分の中にある、掴めそうでつかめない光が自分の記憶のフラッシュバックとは知らずに正体を突き止めようとするが、古きものとの戦いが激しくなっていくうち、小夜は自分の存在の不確かさに気付き始める。自分に課せられた＜務め＞である古きものとの戦いの意味や、父親の存在、そして自分自身の存在の曖昧さに気付き始めた小夜は過去のフラッシュバックに苦しめられながら、古きものとの戦いの中で、自分の本来の姿を思い出していく。

◆おすすめポイント
とても絵が綺麗なのに、それと相反するグロテスクな描写は見どころの一つ。地上波の放送では一部の映像に処理が施されるなどしたほど。同じbloodシリーズの中でもかなり激しい描写になっているので、ホラーやスプラッタな映像が好きな人には強くお勧めしたい。原作のCLAMPの絵の雰囲気をそのままにアニメ化されているので、CLAMPアニメが好きな人にもおすすめ。また話の構成も、小夜が自分の存在の危うさに気が付き始めることで現実と非現実の謎が解明されていき、最後には思わぬ結末を迎えるという謎解きの要素を多分に含んでいるので、毎話深まる謎と気持ち悪さが少しずつ解決されていく爽快さもある。可愛らしい小夜と激しい戦いに身を投じる小夜のギャップ、楽し気な学園生活と毎夜繰り広げられる古きものとの血なまぐさい戦いとのギャップにきっと引き込まれていくだろう。