吉永さん家のガーゴイル

あらすじ

◆概要
言葉を喋るハイスペック石像・ガーゴイルと吉永家の兄妹・双葉と和己が日常に波乱を巻き起こす。

◆おすすめする人
・ライトノベル作品が好きな人
・日常にある非日常系が好きな人
・回を重ねることにキャラが成長する作品が好きな人

◆あらすじ
吉永家が住む町・御色町。ここには「御色町の守護者」と呼ばれる絶対的信頼を持つものが存在する。その名もガーゴイル。賢者の石と呼ばれる錬金術師が欲するとされる伝説の物質より作られた石像である。
商店街の福引の景品として出されていたこの石像を見事当てたのが、この御色町でもおてんば娘と呼ばれていた吉永双葉。最初はただの置物と考えていたが、この石像が動き、飛び、終いにはレーザービームを出すという摩訶不思議な現象を目の当たりにした双葉は、返品を求めるも「プレゼントとしてあげたものを返すな」という理不尽な対応により、所有し続けることになる。
最初こそ吉永家に入る者に容赦なくレーザーを当てていたガーゴイルであったが双葉や兄・和己を始めとする吉永家の住人や御色町の住人達と接して成長していくのであった。

◆おすすめポイント
ライトノベルでありながらその作風の面白さからアニメ化までされた田口仙年堂の話題作。
小学生の双葉がたまたま景品として当てた石像・ガーゴイルとの出会いから、様々な生き物・人種との出会いや別れを通して、成長していく姿を描いている。
また、双葉だけでなくガーゴイルも様々な経験からデータでインプットされた「情報」ではなく実際に触れた「知識」を深めて成長していく姿は心を掴まれるには十分すぎる材料とも言える。