〈物語〉シリーズ セカンドシーズン 花物語

あらすじ

◆概要
高校三年生になった神原駿河が中学時代のライバルに再会、悪魔様の正体を突き止めていく。

◆おすすめする人
・西尾維新が好きな人
・怪奇ものが好きな人

◆あらすじ
高校三年生になった神原駿河は、ある日「悪魔様」という奇妙な噂を耳にする。どんな悩み事も解決してくれるというその「悪魔様」の存在を聞き、駿河は自分の左腕の猿の手「レイニー・デヴィル」との因縁めいたものを感じ「悪魔様」について調べ始める。そこで行き着いたのは、中学生時代にバスケットボールで宿敵であった沼地蠟花だった。彼女は悩み事を解決しているわけではなく、他人の不幸話を蒐集しているという。そしてそんな蠟花の罠にはまった駿河は、まんまと左腕の猿の手を彼女に奪われてしまった。当初は猿の手を失ったことに喜んだ駿河だったが、蠟花が悪魔のパーツを全身分集めて取り込もうとしていることを知り、それを阻止するために対決を申し出ることになる。

◆おすすめポイント
物語シリーズの一つで、シリーズを通して主人公である阿良々木暦はほとんど登場しない。すでに高校を卒業し、大学生になっている。駿河の成長した姿はシリーズを通したファンにとってもみどころの一つといえる。駿河の天真爛漫なキャラクターと対照的な宿敵、沼地蠟花との最後の対決も盛り上がる。また前作では忍野扇が女子生徒だったはずが、今回では男子生徒になっている。駿河もそれに気が付いているが、そのことについては今作では言及されていない。今後のシリーズにも期待できる作品となっている。