青の祓魔師

あらすじ

◆概要
舞台は悪魔が存在する世界で養父の死をきっかけに自分自身の中に存在する悪魔の力と向き合っていく少年の物語。

◆おすすめする人
・バトルファンタジーが好きな人
・日本の妖怪や世界の悪魔に興味がある人
・作中の中に隠される謎を考えるのが好きな人

◆あらすじ
教会で孤児として育った少年・奥村燐は、己の進路に悩んでいた。弟である奥村雪男が名門高校に進学が決まっているのにも関わらず、自分は仕事すら決まっていない真実に焦りを感じていた。
そんな時、養父である教会の神父・藤本獅郎の紹介で仕事の面接に向かっている時に異形の姿をしたチンピラに絡まれてしまう。周りはその異形には気付いていないのに、自分自身はその異形を感じていると分かってしまった事で混乱してしまった燐を助けたのは父である藤本神父であった。
しかし、詳しい説明もなく己を手放そうとする藤本に怒りをぶつけてしまった燐の眼の前で、藤本もまた異形へと姿を変えてしまった。その時に燐は自分と弟が人間と最強の悪魔・サタンとの間に生まれた事を知り、今父を異形に変えているのもサタンのせいである事を知る。
そんな状態でも自分自身を守ろうとする養父・藤本の姿に、ただただ助けたいという一心で自分の内側に眠る悪魔の力を目覚めさせる燐だが、そのかいもなく藤本神父は息を引き取る事になる。藤本が残した生き様を受け継ぐため、燐は弟・雪男が通うことになった正十字学園へと進学する事を決めたのであった。

◆おすすめポイント
明るく元気な作品で有名な加藤和恵が描くダークファンタジーをアニメ化した作品。
ただ悪魔と人間が戦うというだけでなく、悪魔と人間の血を引く燐がその葛藤に苛まれながら仲間との絆を深めて謎を解いていこうとする姿が描かれている作品になる。
何も分からなかった少年が様々な問題や壁にぶつかることで大人になり、前に進もうとする姿には感動する事間違いなしである。
また、成長するに連れてすれ違っていく兄弟の絆にも目が話せない作品となっている。