境界の彼方

あらすじ

鳥居なごむによるライトノベル作品が原作であり、〈異界師〉といわれている異能者が、人間に害を及ぼす［妖夢］と戦うダークファンタジー作品となっている。主人公は神原秋人(かんばらあきひと)文芸部の副部長を務める高校二年生であり、自他共に認める大の眼鏡フェチ。だが、彼の正体は異界師の母と妖夢である父の間に生まれた「半妖」であった。そのためか、秋人は〔不死身〕という特性を持っているのだが、それは普通の人間なら死んでしまう致命傷を受けてしまっても死なずに再生するだけであり、その時に受ける痛みはそのまま受けてしまうというものであった。ある日、校舎の屋上に今にも飛び降りそうな女子生徒を見つけ、秋人は助けに向かうが、その女子生徒・栗山未来(くりやまみらい)は妖夢を倒すことによって生計を立てている異界師だったのだ。それから、未来は何度も秋人の討伐を試みるが、相手は不死身の半妖、そう簡単にいくはずもなく、秋人の説得によって未来は討伐をあきらめ、他の妖夢を討伐することにする。そして、協力して妖夢討伐をしていた二人だったが、大地主である名瀬家を巻き込んだ事件に関わっていく……。この作品は好きな人と苦手な人で別れやすいタイプのストーリーではあるが、ストーリーはしっかりバランスがとれており、人間の綺麗なところ、醜いところも取り上げられている。劇場版も出ているので気になった人はぜひチェックしてください。