GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり

あらすじ

◆概要
門（ゲート）で繋がれたこちらの世界と異世界との戦争とそこで活躍する自衛隊の姿を描く。

◆おすすめする人
・ミリタリー作品が好きな人
・ファンタジー作品が好きな人
・異種族と交流する作品が好きな人

◆あらすじ
非番の自衛官伊丹 耀司は同人誌即売会に参加するため新橋駅を訪れていた。年に二回しかないイベントに参加できるということで、ウキウキ気分の伊丹だったが午前11時50分、突如として銀座に不可思議な門「ゲート」が現れ、その中から異世界のモンスターの軍勢が飛び出し通行人を殺戮し始めた。伊丹は機転の利いた避難誘導を行い、そこに自衛隊と警察の応戦が加わり事態を収拾させることに成功する。これがことの始まり「銀座事件」である。
銀座事件の7日後、ゲートの制圧に成功した日本政府はゲートの向こう側「特地」に現地調査のため自衛隊を派遣することを決定。銀座事件で功績を挙げ、二等陸尉に昇進した伊丹は第3偵察部隊隊長としてこれに参加することになった。伊丹はこの後特地で金髪エルフのテュカ・ルナ・マルソー、魔法使いレレイ・ラ・レレーナ、亜神ロゥリィ・マーキュリー、皇女ピニャ・コ・ラーダ達現地人と友好的な関係を築いていくことになる。

◆おすすめポイント
現代兵器を持つ自衛隊が中世風の世界へ行きそこで大活躍するという、所謂『異世界もの』作品。戦争や政治がメインで、こと戦闘においては中世の武器なぞ相手になるはずもなく一方的に蹂躙する展開になる。現地人に恐れられているドラゴンさえ撃退させ、羨望を集めるという展開でファンタジーの醍醐味であるスカッとする気分を味わえる。そんな圧倒的な武力を持っていても自衛隊はあくまで現代と同じく紳士的であり、現地人と友好関係を築き上げていくという一つの理想を見せてくれる。また自衛隊ということで国や政治によるしがらみもお約束、国会招致で弁舌をふるうロゥリィは一見の価値ありだ。