攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX

あらすじ

◆概要
西暦2030年、電脳化が一般化され情報ネットワークが高度化する社会での「公安9課」（通称「攻殻機動隊」）の活躍を描く。

◆おすすめする人
・SF作品が好きな人
・刑事ドラマが好きな人
・かっこいい女性捜査官が好きな人

◆あらすじ
西暦2030年、テクノロジーの発達により脳と外部世界を直接接続する技術「電脳化」や身体の一部あるいはその全身をサイボーグにする「義体化」が一般化した時代。これらの技術は人類をさらに発展させたが、同時に犯罪を複雑化させてもいた。これに対応するため内務省・首相直属のテロに対する攻性組織・防諜機関として公安9課『攻殻機動隊』が設立された。メンバーは情報戦・電脳戦に精通しており、物理的な戦闘においても優れた能力を発揮する少数精鋭のスペシャリストで構成されてる。
公安9課の実質的なリーダー草薙 素子に率いられ、この時代特有の複雑で奇妙な事件を解決していくうちに迷宮入りした事件『笑い男事件』の影が浮かび上がってくる。そんな中インターセプターと呼ばれる視聴覚素子の不正使用疑惑に関する警察の記者会見で、6年の沈黙を破り再び笑い男が現れる。

◆おすすめポイント
根強い人気を誇る近未来SFアニメ。この作品の特徴は笑い男事件に関連した連載型シナリオとこの時代に起因した事件を取り扱う1話完結型のシナリオを上手く織り交ぜて展開させていく点だ。出来の良い刑事ドラマを見ているようでまったく飽きさせない。
そしてこの作品の生みの親である士郎正宗氏の先見の明の素晴らしさ。今でこそスマートフォンなどによってインターネットはいつでも接続できる身近なものになっているが、この作品の初出1989年ではインターネットは馴染みのあるものではなかったはずだ。そんな時代によくぞこの『電脳化』や『義体化』というコンセプトを考え出したものである。本作に影響を与えたとされる『ニューロマンサー』、本作からも影響を受けた『マトリックス』等SF作品は数あれど、間違いなくSF作品の至高の一つと言える『攻殻機動隊』をぜひチェックしてみて欲しい。