坂道のアポロン

あらすじ

◆概要
1966年初夏の長崎、西見 薫がジャズに翻弄された時、それぞれの恋の行方が複雑に交わる物語。

◆おすすめする人
・音楽アニメに興味がある人
・菅野よう子の手掛けた音楽が好きな人

◆あらすじ
西見 薫は、幼少期から幾度となく転校を繰り返してきた秀才だが、それによっていつしかストレスで吐く癖がついてしまった。しかし、お互いが幼馴染の迎 律子と川渕千太郎との出会いによって、今までクラシックしか弾かなかった薫がジャズに惹かれると同時に、薫の窮屈な生活が一変するようになる。同時に、薫は律子に想いを寄せるが、それはそれぞれの想いが複雑に交差する負の連鎖の始まりでもあった。

◆おすすめポイント
『COWBOY BEBOP』の渡辺信一郎と菅野よう子がタッグを組んだこの作品の見どころは2つ、1つはやはり音楽で、実際に生で演奏された音楽が使われており、どれもつい聞き入ってしまうものばかり。さらに、演奏シーンは生演奏部分をロトスコープで描写するという徹底ぶりを見せる。もう一つは人間関係の描き方で、恋に落ちたシーンや複雑な心境に陥るシーンのほか、薫と千太郎がじゃれ合うシーンはついつい見入ってしまうほどである。後に実写映画もされた超大作だ。