シュヴァルツェスマーケン

あらすじ

◆概要
東ドイツの特殊部隊の兵士である青年・テオドールは、人類を襲う怪物・BETAと命を賭けて戦い、東ドイツを牛耳るシュタージの陰謀を打ち砕くため奮闘する。

◆おすすめする人
・硝煙の臭いがするようなミリタリーアニメが好きな人
・ベルリンの壁をテーマにした東西ドイツの物語が好きな人
・マブラヴシリーズが好きな人

◆あらすじ
第二次大戦後、冷戦へ突入した人類は、宇宙から現れたBETAと呼ばれる謎の生命体に襲撃されてしまい、多くの土地を失ってしまう。ユーラシア川から攻めてきたBETAに対し、ヨーロッパは東ドイツを前線に引き立て、BETAの侵攻を防ごうとする。東ドイツは西側のドイツとのいざこざもあり、秘密警察であるシュタージによる恐怖政治によって国を保とうとしていた。
シュタージによって家族を失ったテオドール少尉は、東ドイツ陸軍第666戦術機中隊である黒の宣告（シュヴァルツェスマーケン）の一員としてBETAと戦う日々を送っていたが、あるとき西ドイツの少女・カティアを発見、保護することに。そして隊長のアイリスディーナと協力してシュタージに対抗する手段を模索することになる。やがて生き別れになった妹のリィズと再会し、テオドールは辛い運命に挑むことになる。

◆おすすめポイント
マブラヴシリーズの外伝であり、BETAとの激しい戦争とシュタージとの陰謀を描いたミリタリーロボットアニメ。東ドイツを厳しく管理・統制するシュタージによる圧政や監視社会の形成が色濃く描かれており、ロボットアニメの枠を超えた展開を見せることになる。テオドールとヒロインのカティアやアイリスディーナの関係性も目が離せない。
ロボットアニメとは思えない政治撃や陰鬱な拷問、それに振り回される人々を描いた傑作。