世紀末オカルト学院

あらすじ

◆概要
父の他界によりオカルトの学校の学園長になったマヤと未来人の文明が未来を救うための手がかりを探す。


◆おすすめする人
・怪奇現象が好きな人
・オカルトが好きな人


◆あらすじ
オカルトが嫌いな神代マヤの父親は、地元の人間から「オカルト学院」と陰口を叩かれている私立ヴァルトシュタイン学院の学長。その父親が急死し、マヤは葬儀のために学院を訪れるが、生前残した父親の遺言のカセットテープから流れる謎の呪文により父親の遺体に死霊がとりつき学院が大騒ぎに。マヤの幼馴染の黒木亜美や、亜美の同級生の成瀬こずえらと協力して何とか父親の退治に成功したが、オカルト嫌いのマヤは学院を廃校にするため自ら学長となって画策を始めようとする。だがそんな矢先、突然空からタイムスリップして現れた未来人、内田文明。彼は、自分が宇宙人の侵略を受けた未来の日本を救うためにやってきた超能力者であることを告げる。さらに、父親が残した手帳から、ノストラダムスの大予言を回避するために必要なノストラダムスの鍵が、父親が殺された原因であることを知ったマヤ。未来を救うために必要であるかもしれないその鍵を、自分の父親を殺した犯人らを突き止めるためにも文明とともに探すことになる。


◆おすすめポイント
もともとはオカルトが好きだったマヤ、そして知識も十分あるはずなのに、どうしてオカルト嫌いになったのか。その原因がわかり、亡くなった学園長である父との過去を少しずつ取り戻していく姿は見どころの一つでもある。また誰しも聞いたことのあるようなオカルト現象が出てくるので、オカルトにあまり詳しくない人でも楽しめるだろう。さらに文明とマヤの男女の心の変化も楽しめる。オカルトの不思議な現象の話だけでなく、家族愛や恋愛、友人たちとの絆も描かれ、笑ってしまうような話から、ほろりとしてしまうような話もありで楽しめる。