ヒカルの碁

あらすじ

◆概要
平安時代の幽霊藤原佐為(ふじわらのさい)と普通の小学生進藤ヒカルが囲碁を通じて成長していく物語である。

◆おすすめする人
・成長物語が好きな人
・絵が綺麗な作品が好きな人
・個性の強いキャラクターが好きな人

◆あらすじ
テストの成績が悪く、両親からお小遣いを止められた進藤ヒカルは祖父の家の蔵の中で金目の物を探していると他の人には見えない血痕のある古い碁盤を発見した。その碁盤は1000年前に都を追われて入水した宮廷棋士藤原佐為が眠りに付いていたと言う曰くつきの物である。
だが、ヒカルは囲碁の事は全く知らず興味すら持った事が無く出会ってすぐの頃は佐為とはすれ違いを起こしてばかりいたがある日碁会所に足を運ぶと年の変わらない少年の塔矢アキラの出会いと対局をきっかけにヒカルは囲碁の世界へと歩きだし、自分の力で打ってみたいと言う思いが少しずつ強くなり棋士としても人間としても成長を重ねていく。
しかし佐為との時間は永遠では無くヒカルの元から去る時が来てしまった、ヒカルは佐為を失った悲しみから無気力になるが今まで戦ってきた人達の後押しと夢で佐為と出会い扇子を託されて自分の中に佐為の碁が受け継がれてる事に気付き、もう一度歩み出していった。

◆おすすめポイント
作品を通してヒカルが成長する毎に精神面だけではなく絵柄も少しずつ大人っぽくなっていくのがこの作品のもう一つの大きな特徴であり、初期のヒカルはとても子供っぽい姿で周りに流されて言われるがままに碁盤と向き合い碁石を置いていくだけから少しずつ大人に近づいた姿に成長して｢進藤ヒカル｣だけでなく彼を取り巻く周りの人物の変化も自然に表現されているのがとても繊細な作品であり囲碁を知っても知らなくても楽しめると思う。