夏目友人帳 参

あらすじ

◆概要
妖怪を見る体質の夏目貴司と、用心棒ニャンコ先生との友人帳を巡る妖怪ストーリー。


◆おすすめする人
・妖怪が好きな人
・ほんわかした雰囲気のアニメが好きな人

◆あらすじ
幼いころから妖怪を見る体質である夏目貴司。両親を亡くし、親戚を頼るもその体質のためにたらいまわしにされ、学校にもなじめず友人もいない生活を送っていた。だが、藤原夫妻という優しい夫妻に引き取られ、新しい生活で自分の体質を知っても親しくしてくれる友人たちもでき、穏やかな生活を送っていた。
だがそんなある日、学校帰りに庭先で一つ目に足の生えた茶碗の妖怪に遭遇する。逃げ出した茶碗は床下へと入り込んでしまい、慌てた夏目だったが友人帳を巡って用心棒となっているニャンコ先生によるとすでに二週間ほど床下に潜んでいる影茶碗という妖怪であるという。名工に焼かれた茶碗が捨てられたのちに妖怪となったもので、人恋しくて床下に潜むことがあり、その家に災いが起きるときに走り回って知らせたりするものだというのだが、それを聞いた夜にさっそく影茶碗が走り回る。天井から落ちてきた影茶碗を助けてやる夏目だったが、立て続けに翌日には老婆の妖怪の祟りを受けてしまう。老婆の妖怪はさっそく深夜に夏目の家にまで訪ねてくるようになり、目が悪い自分の代わりに昔鏡を借りた災いを呼ぶ妖を探してくれるように頼まれる。


◆おすすめポイント
人気シリーズの3シーズン目。友人帳を通した妖怪とのつながりが深くなるシーズンといえるだろう。妖怪の格の差にかかわらず、そして危険な妖怪だけでなく、レイコとの穏やかな関係を築いていた妖怪との過去を垣間見ることが出来る。さらに、友人帳を通したつながりが深くなることで、祖母である夏目レイコについても深く触れていくことになる。妖怪がテーマではあるが、妖怪を通した人間同士の関係性や、夏目自身の妖怪たちへの考え方が変わっていくところが見どころだ。