あらすじ

◆概要
第87回アカデミー賞5冠、日本でも人気高いウェス･アンダーソン監督の独創的かつ幻想的な世界観にどっぷり浸れるホテルで起きたとある事件を軸に進むコメディ･ドラマ映画。

◆おすすめする人
･ヨーロッパの雑貨やレトロな建物が好きな人
･ファンタジーな世界観が好きな人
･パロディを見つけるとニヤリとしてしまう人

◆あらすじ
ズブロフカの偉大な作家の銅像の前で小説を読む女性のシーンから物語は始まる。その作家は静養のためかつては華やかで賑わったであろう「グランド・ブタペスト・ホテル」へ訪れ、その際に富豪ゼロ・ムスタファから彼の昔話を聞く。
時は遡り、まだ誰もが憧れる、行き届いた最上級のサービスをコンシェルジュであるグスタヴ・Hが行うことで有名な「グランド・ブタペスト・ホテル」に今日も多くの富裕層が集まっていた。ベルボーイである移民のゼロはそんな彼からホテルでのあり方を学んでいた。そんな中、常連客であるマダムDがなくなってしまったためふたりでマダムの邸宅へと向かうとマダムの遺産を目当てにした大勢の親族でごった返していた。マダムの最新の遺言には名画「少年とリンゴ」をグスタヴに遺贈すると記されており、それを知った長男のドミトリーは憤慨するも、マダムの執事であるセルジュの協力のもとゼロとまんまと持ち出すことに成功する。
しかし、ドミトリーの陰謀により、マダム殺害の容疑でグスタヴは逮捕され拘留所に収容されてしまう。しかし菓子屋メンデルの店員・アガサの協力を得て脱出し、「鍵の秘密結社」の協力を得てゼロと共に逃亡、修道院にて執事セルジュと再会するも私立探偵のジョブリングに殺されてしまう。ジョブリングを追って断崖から交戦ののち突き落とし、絵画を持ち出すために再びホテルへと戻るが…。

◆おすすめポイント
もともと独創的、個性的な作品が多いウェス・アンダーソン監督の代表作と言っても過言ではない作品ではないだろうか。アカデミー賞で多くの美術系の賞を受賞していることからもわかるようにいかにセットにこだわって製作されているのかが視聴し始めて即理解できると思う。