あらすじ

◆概要
第52回アカデミー賞作品賞、第37回ゴールデングローブ賞　ドラマ部門作品賞受賞作品、大御所俳優ダスティン・ホフマン、メリル・ストリープ主演の家族愛をテーマにした作品。

◆おすすめする人
・子供のいる家庭をもっている人
・主婦の人

◆あらすじ
仕事ばかりのテッド・クレイマー(ダスティン・ホフマン)は家庭のことになるとほとんど無関心である。
妻のジョアンナ・クレイマー(メリル・ストリープ)は家事と育児に追われ、夫のテッドがろくに関心をもってくれないことに不満をもっていた。
そんな生活に疲れ切っていたジョアンナは息子のビリー(ジャスティン・ヘンリー)を置いて家を出る。
そこからテッドの人生が変わっていく。
息子のビリーとはあまりコミュニケーションを取っていなかったせいで、どうもかみ合わない。
家事をろくにしたことがないテッドは朝食にフレンチトーストを作るも焦げてしまう始末である。
そして母親に会いたいと訴えかけるビリーと、育児と仕事で手がいっぱいいっぱいになるテッド。
ついには育児と仕事の両立が難しくなっていたテッドはクビにされてしまう。
だがそんな生活の中にもビリーとの親子としての絆が深まっていき、テッドは良い父親へと変化していった。
しかし、ずっと連絡のなかった元妻のジョアンナから養育権を渡してほしいと告げられる。
それに抵抗したテッドは元妻ジョアンナと裁判で養育権を争うことに。

◆おすすめポイント
70年代に製作された本作は現代でもよく取り上げられる問題である。
そして不器用ながらに息子との間にある溝を埋めようとするテッドの姿には大人の心に染みる作品である。