あらすじ

◆概要
人気アメコミ作品映画の第三弾、アイアンマンシリーズ完結編と位置づけられる。主人公トニー・スタークとの因縁深いテロ組織「テン・リングス」との戦いを描く

◆こんな人におすすめ
・アメコミ好きな人
・過去に苦い思い出を持つ人

◆あらすじ
アベンジャーズの戦いから１年。トニー・スターク＝アイアンマンはかつての戦いのショックから不眠症やパニック障害を患い、悪夢や発作に見舞われていた。一方、アメリカ国内で爆破テロを行っては電波ジャックにより犯行声明を出すテロ組織「テン・リングス」の活動が横行、その首謀者である「マンダリン」に身柄を拘束すべくトニーの親友であるジェームズ・ローズは改良されたウォー・マシーン改めアイアン・パトリオットを駆り、日夜捜査に奔走していたが、手がかりをつかめずいた。そのころ、トニーの元秘書でスタークインダストリー社長であるペッパーをアルドリッチ・キリアンが訪ねていた。ペッパーとキリアンは旧知の仲であり、キリアンが設立した研究所「ＡＩＭ」研究する細胞「エクストリミス」が脳の未使用領域に作用し、人の能力を向上することを伝え、共同で研究することを持ちかけるが、ペッパーは研究結果の軍事転用への危惧を理由にキリアンの申し出を断るのであった。一方、キリアンとペッパーのやり取りを不審に思ったトニーの元ガードマンでスタークインダストリーの警備主任のハッピーはキリアンを尾行、キリアンが浮浪者に怪しげなスーツケースを手渡す現場を押さえるがスーツケースから取り出した薬物を使用した浮浪者が高熱を発し爆発。その爆発に巻き込まれ、ハッピーも重傷を負い意識不明となる。事件を知ったトニーは怒りのあまり、マスコミを通しテン・リングス及びマンダリンに宣戦布告、自宅の住所を公表してしまう。その後独自の調査でテネシー州でも同様の爆発事件があることを知った。直後自宅を訪れたマヤ・ハンセンにエクストリミスについて相談があると打ち明けられる。マヤとトニーは１２年前に面識がありその際、エクストリミスの原型と言うべき研究にアドバイスを送っていた。突然の訪問に困惑するトニーだがマスコミに偽装したテン・リングスのヘリに自宅を襲撃され、辛くも脱出。テネシー州に不時着したのち爆発事件を調べるうち、人が発熱し爆発する事実を知り、その人間にキリアンが関わっていたことを知る。ローズの協力を得てマンダリンのアジトを突き止めたトニーだったがマンダリンは売れない役者が演じる偽者で、キリアンこそ裏ですべての糸を引いている人物だと知るのだった。直後、ローズと共にキリアンに囚われたトニーはマヤがキリアンの手先であったことを知る。トニーの説得でマヤをキリアンから離反させることに成功するも、彼女をキリアンに殺害され、トニー自身も処刑されようとしたところをパワードスーツで辛くも逃れる。その後、ペッパーの身柄をキリアンが拘束していることを知ったトニーは、キリアンと決着をつけるべく、彼が潜伏する巨大タンカーに向かうのであった。

◆おすすめポイント
たとえ、ヒーローであれ、過去からは逃れられない。そんなテーマが隠されており、過去の二作品に比べ各キャラクターの人物像が掘り下げられており、深いドラマが見どころ、もちろん、パワードスーツのかっこよさは健在、特にクライマックスの多数のパワードスーツが乱れ舞う乱戦は一見の価値あり。